2005年08月14日

里帰り

車の窓から
潮の香りがしたら
青い海と小さな漁船
見慣れた島が見える
私が生まれた街

来たぞって言う父の声
来たんねって言う母
テレビを見たり
昼寝をしたり
何もしない娘でごめんね

大きな缶ビール
母が一口飲んで
後は私が飲んで
お刺身おいしいね
煮魚みんな食べちゃった

妹から送ってきた
箱いっぱいの小さな茄子
うれしそうに
近所に配ったのかな
漬物たくさんできるね

頼まれたからって
ばら寿司作ってる母
相変わらずの母の味
みんな好きなんだよね
ご馳走様


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posted by to_ma_to at 19:31| Comment(10) | TrackBack(0) | 私のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月01日

化粧

初めてしてもらったのは
歳の離れたいとこの結婚式
着物を着せられて
三々九度の杯に
少しのお神酒注ぎながら
ハスキーボイスの
綺麗な花嫁さんに
見とれていたっけ
ひとり家に帰って
落とそうとした化粧
何度洗っても取れなくて
泣きべそかいてたな

高校時代
化粧してくる同級生に
驚きながら
勉強に明け暮れた日々
卒業するときに
買ってもらった化粧道具
勉強と実習に追われ
合コンに行くこともせず
使うことはなかった
看護学校卒業時の謝恩会
見よう見まねでした化粧
どんなにしても
変わらぬ顔に
無駄なこととあきらめた


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posted by to_ma_to at 06:39| Comment(13) | TrackBack(0) | 私のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月01日

ほしかったのは

兄と弟に挟まれて
甘えることをあきらめた
一歩下がって見てるだけ
自分のものではないと
言い聞かせて

どこに行くのも
何かをするのも
怖くて出来ないと
震えているのに
わかってはくれない

誰からも愛されないと
誰からも好かれないと
すべてが自分のせいと
思い続けてきたよ
なぐさめる人もなく

自己嫌悪の日々
コンプレックスの塊
ほめられたこともない
ただ小さくなって
すみに隠れていた

ほしかったのは
自分への愛情だけ
寂しい心が求めても
本当の心がわからず
揺れ続ける心


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posted by to_ma_to at 06:21| Comment(27) | TrackBack(0) | 私のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月11日

爪を噛む
小さな頃の癖
爪切りを使うこともなく
いつだって短すぎた爪
噛むところもないのに
やめられなかった癖

いつから始まって
いつやめたのか
記憶の所々が消えててわからない
どうしてなのか憶えてない
でもそれでいいのかもしれない

人の記憶は便利なのか不便なのか
きっとどこかにしまいこんでいるだけなんだろう
思い出したくないならそのままで
憶えていたかったら記憶に刻み
忘れないようにすればいい
過ぎてしまったことは
終わってしまったことだから…


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posted by to_ma_to at 17:07| Comment(17) | 私のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月29日

名前

名前が嫌いだ
どうしてといわれても
わからない
小さな頃のあだ名
今でもそっちで
呼ばれたいほど
名前が嫌いだ

名付け親は叔父
つけたい漢字が使えず
かわりについた名前
いつかみんなの前で
間違って読まれ
傷ついた
悲しい名前

名前が嫌いだ
誰にも呼んでほしくない
どうしてもなじまぬ名前
自分自身が好きじゃないから
この名前も好きじゃない
誰からも愛されなかった
私が嫌いだから

もしも好きな人から
呼ばれたら
好きになれるかな
これが私だよって
胸を張って言えるかな
好きな自分になって
呼んでほしくなるのかな


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posted by to_ma_to at 20:02| Comment(10) | 私のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月19日

縁結び

何度目かのデートでのこと
遠出をすることになって
夜勤明けの私を迎えに来てくれた車には
なぜか義母がいた。
「行きたいって言うから」
その言葉を信じて素直に従った私
行った先は出雲大社
初めての場所ではしゃいでいた私
後日お酒が届けられ
あの日の意味を知ることとなる。


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posted by to_ma_to at 15:57| Comment(6) | 私のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月16日

私5

小さい頃から
親はいつも私に聞くこともなく
先に全部決めていたから
ただ従うだけでよかった。
ほとんどしゃべらぬ私の変わりに
良かれとしてくれてたんだろう。
だからか与えられる事になれすぎた私は
自分で決めることが出来ない
およそ執着するということもなく
関心を持つということもない
仕事をしていく上では
かなり致命的な欠点である。
まずは情報収集から始まる
といっても過言ではないのに
それすら出来なかったのだから。
何をすればよいのか
何を聞けばよいのか
そこから始めなければならなかった。


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posted by to_ma_to at 09:54| Comment(7) | 私のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月06日

仕事(私4)

小さい頃なりたかったのは学校の先生
お人形で遊ぶのはいつも学校ごっこ
ひとりでなら何でもできたから
私でもできると思っていた。
大きくなってくると先生になるために
何が必要なのかがわかってくる。
人前で話せない私には無理だとあきらめた。
ところが皮肉なことに
高3のとき親が決めたのは看護学校
看護婦の仕事が何なのか
病気をしたことのない私は知らなかった。
ともかく受かって3年間の寮生活を経て
国家試験をパスして晴れてナースになった。


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posted by to_ma_to at 19:47| Comment(25) | 私のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月01日

わたし3

小学生の頃嫌いなものは給食だった。
どうしてもお肉が食べられなくて
よく居残りさせられていた。
ある日学校を脱け出して遊んでいたら
バイクに乗った先生が連れ戻しにやってきた。
そんなことを繰り返しているうちに
いつしか給食時間が近づくと
激しく嘔吐するようになる。
いくら診察してもらっても
どこも悪い所は見つからず困り果てる先生がいた。


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posted by to_ma_to at 19:20| Comment(10) | 私のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月31日

わたし2

小学生の頃おませな女の子同士でする会話は
やっぱり異性の事
誰を好きなのと聞かれて正直に答える私
好きと言う意味も分からないくせに
やがてみんなに広まる噂話
本人からの絶対的な拒否にあい
人が信じられなくなったあの日
自分だけを責めて劣等感に泣いたっけ
誰も信じないって子供心に思ったけど
あれから何度も同じ事を繰り返しているような


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posted by to_ma_to at 12:37| Comment(15) | 私のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月30日

わたし

2番目に生まれた赤ちゃんは
二つ上の兄にけられていたと
思い出話に聞いていた。
その兄に手がかからなくなってから
また赤ちゃんが生まれた。
ばあちゃん子だったというけれど
母のおっぱいじゃないと飲まなかったと聞かされて
小さいながらも抵抗していたのかもと思う。
間に挟まれた子供は甘える事を知らない
けなげにも我慢する事を覚えていった。
いつもだめな子と言われ
ほめられたことがあったのだろうか?
どこにもいけない気弱な子は
いつしか人と関わりたくないと思っていた。


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posted by to_ma_to at 14:21| Comment(11) | 私のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする